数年前までは、ペットが亡くなると当然のように保健所に引き取ってもらい、一般のゴミと同様に処理されていました。
これは、ペットが死亡すれば法的には産業廃棄物と同じ位置付けとなっていたためと、番犬として犬を飼うなど、ペットとの接し方も現在の家族の一員というよりは、人間の為に働くものという意識が強かったこと、ペット用の施設が無いこと、などが関係しているようです。
人間と犬との関わりは古く,2万年前とも6万年前とも言われます。
現在でも、社会では警察活動や、災害救助活動、身体障害者介助活動などで活躍し、家庭では、癒しや、コミュニケーション、情操にと、より関わりは深く、犬の運動能力を利用するだけではなく、犬の心の能力を活かし、生活のパートナーにするという関わり方は受け継がれています。
また猫やそれ以外の小動物もペットとして飼われるようになりました。
そしてコミュニケーションのとれるパートナーとして暮らしていく中で、ペットのことを理解していき、ペットが亡くなったからといってゴミと同じ扱いになる事に不満を持つ愛犬家、愛猫家の方は多くなっていったようです。
その後、動物愛護運動の浸透や、1976年に廃棄物処理関連法規が改正されたことで市や町、村などの一部の自治体が有料で火葬を行うようになりました。
そして、一般の公共法人や宗教法人が、 より細かな要望や、このような不満に応えるために霊園の一部をペット用に提供した事がペット霊園の始まりです。
最近では、火葬後、大切なペットの遺骨をお骨壷に入れてご自宅に持ち帰る方も多いとのことです。
納骨に関しては、飼い主の方のスタイルにあった方法を選ばれているようです。
ご自宅のお庭にガーデニングし可愛いオブジェを飾り納骨するかたや、檀家になっているお寺のご住職に許可をとり家の墓地にペット墓石を置いたり、ペット霊園に預けるなどさまざまです。
長年共に暮らしたパートナーです。死後も愛情を注ぐのはごく自然の事なのでしょう。
ペットとの死別は大変辛い事ですが、ありがとうという気持ちとともに最後までしっかりと送ってあげたいものです。それは、ペットを家族として迎え入れた私たちの責任でもあるのではないでしょうか。
ひとつの小さな命を大切にするということ、動物愛護の精神は他の動物を大切にするということと同時に、私たち人間の命を大切にすることも考えさせられます。
今後も、動物愛護運動の推進により保健所で殺処分される犬や猫は減っていくことを期待しています。
そして、私たちの身勝手で殺処分されるよな不幸なペットたちがいなくなる事を願わずにはいられません。
不幸にも殺処分されてしまったペットたちを考えると、あなたの家族として天に送られたペットは楽しい思い出とともにあなたの心に生き続け、幸せだったのではないかと心から思えるのです。
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