酒豪国・土佐の代表酒
水・米・技・心を4大柱に、高知佐川に400年。『龍馬がゆく』で司馬遼太郎氏が「一升半飲んでから口中にほのかな甘味を生じ……」と表現した酒は、酒豪土佐人が水のごとく飲み干す端麗辛口。
環境
高知県中西部、四国山系に囲まれた山紫水明の盆地に佐川町はあります。気候は温暖多雨、昼夜で大きい温度差を生かしての茶や梨、リンゴ等の栽培が盛んです。日本桜名所百選のひとつ牧野公園をはじめ土佐三大名園の2つを町内に有するほか、日本地質学発祥の地としても有名です。蔵は、町の中心部に90mに渡って連なる白壁の館。江戸末期の建造で、町の指定文化財でもある由緒正しい建物です。現在その一部を「酒ギャラリーほてい」として土佐の酒文化を広く提案しています。
歴史
町には、約1万年前から人が住んだ記録が残ります。江戸期には、土佐藩主山内家の主席家老深尾家が佐川1万石を封領、その際の御酒家が蔵の前身です。大正7年に、これらの酒造家が合同して現在の蔵を設立、佐川出身の明治維新の志士田中光顕元宮内大臣が「牡丹は百花の王、さらに牡丹の中の牡丹たるべし」との意味を込めて「司牡丹」と命名しました。蔵の近くには、同氏のほか志士の遺墨を集めた「青山文庫」や、町内出身の世界的植物学者牧野富太郎の旧家跡があります。
造り
米、水、技、心が蔵の4大柱。米は、ほぼ全商品の麹米・酒母米に酒造好適米の最高峰・山田錦を使用。水は、古来より神河と称される清流仁淀川水系の極軟水の湧水。これらを、軟水による酒造りの第一人者、広島杜氏の技で仕込みます。戦中戦後も貫いた品質至上主義は、時代環境に曲げられることのない真っ直ぐな心が支えてきました。現在の特定名称酒比率は70%に達しており、将来は100%を目指しています。
味わい
飲み飽きしないスッキリとした淡麗辛口が特徴。さらに独特の旨味と芳醇な香りが加わり、必要以上に辛く感じないまろやかなふくらみと絶妙な香味のバランスを口中で醸し出します。
【蔵元見学】
1〜3月の毎土曜14時からのみ可。要予約。
*それ以外は要相談。
*4〜12月は「酒ギャラリーほてい」のみ見学可(入場無料、9:00 〜 17:00 月曜定休、祝日の場合 翌火曜定休)
交通手段 : 高知より JR土讃線急行で25分
佐川駅下車 徒歩5分
<日本名門酒会のホームページより抜粋>